バケモノの子

 

感想

毎年夏に細田守監督や宮崎駿監督の長編アニメ映画を見ることが小さな頃から恒例になっていました。

宮崎駿監督が長編アニメ映画から卒業してからは、細田守監督の作品がかなり楽しみで、バケモノの子も見る前から期待が高かった作品です。

実際見てみると、ぐんぐんストーリーに引き込まれてしまい、かなり勢いのある映画だったなあ、と見終わった後にしばらくぼんやりとしてしまうほどでした。

よく訪れる渋谷の街で蓮(九太)がふとした拍子に渋天街に迷い込んでしまい、そこから熊徹との出会い、一緒に修行をしていく様子は、座って見ているだけのはずなのに、心のうちから体が興奮で熱くなる感覚がありました。

熊徹の精神的な幼さと、荒くれ者としての強さ、九太の無力だけども純真な強くなりたいという気持ちが見事に掛け合っていて、二人が同時に精神的肉体的にステップアップしていく姿は見ているだけで爽快感、達成感を味わえました。

九太が少しずつ大人になり、熊徹とぶつかる場面は映画の中の事だとわかっているけれど、胸が痛くなるほどハラハラしたし、一郎彦の闇が暴走し渋天街だけでなく渋谷にも大きなクジラの影となって現れて暴れまわる姿は、アニメとはいえど迫力のある映像に恐怖心さえ感じました。

友情、師弟関係の爽快感、達成感や胸が熱くなるような喜びから、心にすくう巨大な闇の部分が暴走する迫力にドキドキしてくる恐怖心まで、一連のストーリーの中で味わうことができて、大満足でした。夏になるとまた見たくなる映画の一つです。感想