メイジーの瞳

 

感想

メイジーがかわいくてかわいくて仕方がなかったです。

あの子を見ているとなんか救われたような気がしてしまう。

母親たるスザンナがメイジーに自分はあなたを生んで始めて愛を知ったというようなことを後半述べるのだけど、そのせりふを言わせるにふさわしいかわいさでした。

 

この映画の前に、上映時間が無駄な長い愛欲まみれの映画を見たので心が洗われるようでした。

レズビアンよりメイジーのほうがよっぽど保護されて愛されなければならないだろうよ!

 

話は商人と父とロックシンガーの母の間にメイジーという六歳の子供がいてその夫婦が離婚するぞ、というところから始まります。

裁判で十日間ずつメイジーは分かれた両親のところに泊まることになるのだけど、彼らが自分の仕事のほうばかり優先して、メイジーをほったらかしにしてしまいます。

それが本当イラっと来る。

特に母親のスザンナは性格の悪さもあいまって殴りたくなるくらい。

そんななかでもリンカーンとマーゴが彼女を保護してなんとか捨て子にならずに済むことに。

親としてこの父母はおかしいでしょ。

ビールとスザンナの新しい旦那と嫁が血のつながりのないメイジーをかわいがります。

救いはやはりある話なのだろう。

 

家族の映画といえば日本が小津安二郎から作ってきた伝統があるのだけど、まず日本ではこんな物語のようなことは映画にはならないだろうし、現実にあったとしたらもっと悲惨なものだろうな。

アメリカというか欧米は病んでいるというか文化が違うなあって思いました。

夜中トレーラーでやってくるスザンナや朝の喫茶店でイギリスの話をするビールは、それでも完璧な悪役には描かれてなくて屑には屑なりの心情が描かれていて、それが複雑な気持ちにさせられてしまいました。感想