フライト・ゲーム

 

感想

スピード感のある作品で、鑑賞していても時間が経つのがとても速く感じました。

ほぼワンシチュエーションで構成されていると言っても良いぐらい、機内の中だけでストーリーが進行していきます。

だらだらとせず、原題通りほぼ「ノンストップ」で展開するアクションは見応えがありました。

 

しかしながら本作はただのアクション映画ではなく、ミステリー仕立てになっているのがポイントです。

少々問題がありそうな航空保安官ビル(リーアム・ニーソン)の弱点を突く様に、次々と送られてくる犯人からの脅迫メール。

メールの内容からして犯人は同じ飛行機内にいる誰かであり、それが観客にも分からない仕組みです。

 

犯人探しの楽しみもありますがこの作品は更にビル自体が信用出来る人物かどうか、という問題も発生してきます。

やはり鑑賞している方としても車の中でアルコールを軽く酒を飲んでから、飛行機に乗り込む航空保安官というのは怖いものです。

しかしどうも彼が狂っているとは思えない。

しかしビルは周囲の搭乗者から信用を得づらい状況を、どんどん自分で作ってしまいます。

 

よってこの作品は情報量過多で、字幕を読むのも必死になり少々焦りました。

行方不明を題材にしたサスペンスではありませんが、皆から信用してもらえない主人公という意味では『バルカン超特急』を思い出します。

このクラクラ感とノンストップのアクションがうまい具合にミックスされているのが、本作の特徴ではないかと思います。感想