オートマタ

 

感想

冒頭の自分自身をコソコソと改良するロボットを、ウォレスが射撃するシーンにはゾッとさせられました。

打ち殺す人間側も怖いですが、ロボットやアンドロイドが自分で自分を改良出来たなら、もはや怖いものは無いに等しいと思うのです。

 

近未来である2044年の地球では、オートマタというロボットと人類が共に暮らしています。

おそらく地球は砂漠化が進み一部の地域にしか住めなくなっているので、この様なロボットが必要になったと言う事でしょう。

オートマタにはプロコトルという2つの制御がかけられているのですが、最近どうもルールを守っていないオートマタが度々発見される為、調査が始まります。

オートマタに設定された1つ目のプロコトルは「生き物に対して危害を加えてはならない」で、2つ目のプロコトルは「ロボットが自分自身や他のロボットを改良してはならない」というものですが、自殺など随分大胆な事をするロボットも出てきて驚きです。

2つのルールはオートマタが自分達よりも賢くなっていく事を恐れた人間が決めた事なのですが、このロボットメーカーの人達が誰もかれも自分の事しか考えておらず、好感を持てませんでした。

 

主人公はジャック・ヴォーカンという保険調査員なのですが、アントニオ・バンデラスが演じていて珍しいなと思いました。

彼は職業上この事件について調査しなければいけなくなるのですが、砂漠でのシーンなどを見る限りはっきり言って被害者です。

警察でもない彼がなぜこの様な目に合わなければならないのかと腹立たしく思いました。

しかしクリオと名付けられた比較的美しい女性のオートマタと出会う事で、彼のアンドロイドに対しての認識が徐々に変わっていく事を感じ取れました。

A.I.と共に暮らすには何を考えなければならないのか?について深く考えさせられる作品だと思います。感想